シミやそばかすや毛穴など、肌悩みに広くアプローチできる「フォトRF」ですが、
「①ニキビ跡のクレーター・赤み」や、「②ニキビ跡のシミ(色素沈着)」に効果はあるのでしょうか?
①と②にわけて、それぞれ見ていきましょう。
① フォトRFは、ニキビ跡のクレーター(凸凹)や赤みに効果ある?
主にシミ治療が目的の「フォトRF」は、ニキビ跡のクレーターや赤みにはあまり効果が期待できません。
ニキビ跡のクレーターや赤みに効果を発揮するのは、「フラクショナルCO2レーザー」という光治療です。
フラクショナルCO2レーザーは、光を照射することによって、開いた小さな穴が回復するときに、皮膚の凸凹などを改善する治療です。
フォトRFは主にシミやそばかすなどを治療し、肌の凸凹や赤みにはアプローチできないのに対して、フラクショナルCO2レーザーは、肌質を根本的に改善するので、ニキビ跡の赤みのあるクレーターを治療することが可能です。
1回の治療で、肌の約10~15%が再生するといわれ、ニキビ跡以外にも、肌のくすみや美白、小じわにも効果を発揮します。
5~10回程度受けることで、効果を実感できるので、ワンクールが5~10回に設定されているクリニックが多いようです。
「痛みがある」といわれていた従来の「フラクセルレーザー」に比べ、フラクショナルCO2レーザーは、痛みや発赤が少ないのも特徴です。
② フォトRFは、ニキビ跡のシミ(炎症性色素沈着)に効果あるの?
続いて、フォトRFは、「ニキビをつぶしてしまってできた」などの、ニキビ跡のシミ(炎症性色素沈着)には効果はあるのでしょうか?
私は実際、いくつもニキビ跡のシミがある肌にフォトRFを受けましたが、
(>>フォトRFを実際受けた体験談はコチラに書いています。)
ニキビ跡のシミは、「フォトRFで消えたもの」と「フォトRFでは消えずにしぶとく残ってしまったもの」の2種類がありました。
私の個人的な感覚としては、比較的「最近できたニキビ跡のシミ」はフォトRFですんなり消えてくれたのですが、「昔からの長い付き合いのニキビ跡のシミ」は、びくともしなかった。という感じです。
ここ1年から数か月にできたニキビ跡のシミは、すぐ消えてくれました。
でも、約15年前からあるニキビ跡のシミは、全然消えてくれなかったのです。
なので、ニキビ跡のシミに限らず、他のシミも同じことが言えると思うんですが、
「シミは、できたらすぐにやっつけてしまう!」
のがいちばん。
レーザーの効果も表れやすいです。
私は40代になって初めてフォトRFに通い始めましたが、クリニックには20代や30代の方も多くレーザー治療に通われています。
「もっと早くに、シミが気になり始めた時に、レーザー治療を受けていれば、もっときれいな肌をキープできていたかもいれない!後悔!」
というのが、正直な気持ちです。
フォトRFで消えないシミは、もっと出力の高いピンポイントのレーザー(Qスイッチルビーレーザーなど)で、ひとつひとつ治療していくことになります。
ダウンタイムもあるし、絆創膏も貼らなければいけませんが、しぶとすぎるシミにはピンポインとのシミ取りがいちばん効果的です。
とはいえ、始めてレーザー治療を受けるときは、どの種類のレーザーがベストか、というとはなかなか自分では判断が難しいですよね。
例えばもし、シミと思っていたのが肝斑だったら・・レーザーによっては肝斑が悪化してしてしまう場合もあります。
ニキビ跡、老人性色素斑、肝斑・・・肌には色々なものが混在しているのがほとんどで、どのレーザーを当てていくのがいちばん効果的か、ということも人それぞれ違います。
こういった判断は、やはりプロである医師に任せるのがいちばんです。
中にはカウンセリングもなく「すぐに治療」というクリニックもあるようですが、そういったこところはおすすめできません。
レーザー治療は、大切な「顔」に行う治療です。
施術前に、しっかりと医師によるカウンセリングを受け、納得の上で行いましょう。
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