主に肝斑やシミ治療に効果的な「レーザートーニング」。
ここでは、レーザートーニングに副作用やダウンタイムはあるのか。
施術はどんな間隔で、どのくらいの回数受ける必要があるのか、ということについて見ていきたいと思います。
レーザートーニングにダウンタイムはある?かさぶたになるの?
レーザートーニングは、肝斑を悪化させないように「低いパワーで、やさしくシャワーを浴びるように」レーザーを当てていく治療です。
そのため、高い出力でピンポイントのシミ治療を行うレーザーと比べて、穏やかな治療なので、ほとんどの場合、ダウンタイムはありません。(かさぶたになることはありません。)
ただ、すべての方に全くダウンタイムがない、というわけではなく、「赤みや腫れ」が少し残る場合もあります。
ですが、その場合も、数時間~長くても数日で改善していきます。
メイクも施術直後からできますし、洗顔・入浴も施術当日からできます。
ただ、強いレーザーではありませんが、「肌は全くダメージを受けていない」というわけではないので、肌をこすらないように優しく洗顔・メイクするように心がけましょう。
レーザートーニングに副作用はあるの?
レーザートーニングの治療を受けたあとに、小さな発疹やニキビ、まれに内出血が起こることがあります。
レーザーを照射すると肌が乾燥し、肌が水分量を減少するのを防ぐため、皮脂を多く分泌しようとする働きが生じます。
その結果、ニキビや吹き出物を引き起こしてしまうんですね。
今までニキビには無縁だったという方でも、レーザー後はニキビになるという方もいるようです。
ニキビや吹き出物を防ぐためにも、治療後はしっかりと保湿をするように心がけましょう。
レーザートーニングの後は、エレクトロポーションやイオン導入などで、保湿効果の高い美容液を肌にしっかり届けることもおすすめです。
レーザーでダメージを受けた肌は、カラカラに乾燥している状態です。
ごくごくと水分を飲み干すように、美容液がお肌に入っていくことを実感できますよ。
また、レーザー照射後の肌はデリケートな状態になっているので、3週間は日焼け厳禁です。
レーザートーニングはどんな間隔で回数はどのくらい受けるのが効果的?
レーザートーニングは他の光治療とは異なり、肝斑を悪化させないよう「穏やかなエネルギーのレーザー」で、過度の反応をさせない照射方法です。
そのため、他の治療とくらべて頻繁に受けなければなりません。
特に、レーザートーニングを始めたばかりの頃は、集中して照射する必要があります。
具体的には、1週間に1回を5~6回、その後、2週間に1回を同じく5~6回程度、その後は1カ月に1回受けると効果的といわれています。
レーザートーニングは穏やかに効果が出てくる治療なので、1回目に目に見えた大きな効果が表れるということは少なく、実感できるのが「5回目くらいから」と言われています。
1回ごとに効果が歴然と表れる、という感覚ではなく、
「1回目と5回目終了後を比べると変化があった」
「5回目と比べて10回目はどうか?」
というように長い目で見て効果を実感できる治療です。
多くの方が10~12回程度受けたところで、満足のいく効果が得られます。
いままで、フォトRFやフォトフェイシャルなどの光治療を受けてきた方にとっては、ちょっと物足りない効果の出方かもしれませんが、レーザートーニング治療を選択する多くの方が、肝斑の症状がある方ですよね。
肝斑を悪化させずに美肌へ向かうには、この穏やかなレーザー加減がちょうどいいんです。
強力なレーザーでは悪化してしまいますからね。
美は、決して焦らず。
美は、1日にしてならず。
レーザートーニング治療を受けるときには、長い目で見ることが大切です。
また、治療の効果・経過には個人差もあるので、上記の照射の頻度や回数は、一応の目安と考えるようにしましょう。
具体的に、ご自分の肝斑やシミには、どのくらいの頻度・回数でレーザートーニングを受ける必要があるのか、ということは医師の指示に従いましょう。
クリニックによっては無料で医師によるカウンセリングが受けられるところもあります。
大切な「顔」に行う施術なので、信頼できる医師にしっかりと相談し、納得の上で受けることをおすすめします。
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