湘南美容クリニックでは、シミや肝斑のレーザー治療と並行して、「シミ・肝斑セット」といった内服薬での治療を、ドクターから提案されることがあります。
外からだけでなく、内からもしっかりシミを攻撃していきましょう!というものです。
湘南美容クリニックの内服薬【シミ・肝斑セット】とは?
湘南美容クリニックの「シミ・肝斑セット」とは、シミや肝斑の治療を目的に、医師から処方されるお薬のセットで、以下の4種類です。
- 「トランサミン(トラネキサム酸)カプセル」
- 「ハイチオール」
- 「シナール」
- 「ランデールチオン」
シミにお悩みの方の多くは、「ハイチオール」は聞いたことがある、または飲んだことのある方も多いんじゃないでしょうか。
「シミ・肝斑セット」は、この4種類のお薬が「28日分」セットになっていて、
価格は5,400円(税込)です。
ちなみに、28日分は↓こんな感じです。
「うわっ!こんなに!?」
って思いました?
しっかり、数ありますよね。
一日の服用回数は、2回。朝・夜です。
↓朝は、トランサミン3錠、ハイチオール1錠、シナール2錠、ランデールチオン1錠です。
夜は、トランサミン3錠、ハイチオール1錠、シナール2錠。
↓ランデールチオンのみ、夜は飲みません。
それぞれのお薬の効果を、見ていきたいと思います。
湘南美容クリニックの内服薬【シミ・肝斑セット】の効果は?
①トランサミン(トラネキサム酸)カプセルの効果
トラネキサム酸(トランサミン)には、炎症反応やアレルギーにかかわる「プラスミン」という物質の働きを抑える作用があります。
プラスミンは、「メラニン発生の要因=メラノサイト活性化因子」でもあるので、これをブロックすることで、しみや肝斑の原因となるメラニンの発生を抑制し、薄くすることができます。
トラネキサム酸は、肌に関する炎症だけでなく、口内炎やのどの腫れなどの炎症を治療する薬として、皮膚科だけでなく、内科などでも広く処方されるお薬です。
副作用には、食欲不振・悪心(吐き気)・嘔吐・下痢・胸やけなどがあります。
湘南美容クリニックで処方されたのは「トラネキサム酸 250mg トーワ」というもので、1カプセルに「トラネキサム酸」が250mg配合されています。
湘南美容クリニックでは、1日あたり、朝・晩3錠ずつで処方されるので、
250mg×6=1,500mg
のトラネキサム酸を摂取することになります。
②ハイチオールの効果
「ハイチオールC」でもなじみが深く、シミ・肝斑の治療としてよく知られているお薬です。
L‐システインというアミノ酸が主成分。
メラニンの生成を抑え、メラニンを無色化する作用があります。
また、肌の新陳代謝を助ける効果もあるので、肌のターンオーバーを正常化する、という意味でもシミや肝斑治療に適しています。
肝臓に対する解毒効果もあり、「二日酔い」にも効果的。全身の疲れやだるさにも有効です。
副作用には、悪心があります。
湘南美容クリニックで処方された「ハイチオール錠80」には、1錠あたりにL‐システインが、80mg配合されています。
朝・晩1錠ずつなので、80×2=160mg のL‐システインを摂取することになります。
③シナールの効果
ビタミンC(アスコルビン酸)とパントテン酸が主成分です。
1錠中にビタミンC(アスコルビン酸)を200mgとパントテン酸を3mg配合。
メラニン色素の形成を抑え、シミや肝斑などの色素沈着の改善に用いられます。
副作用には、胃不快感、悪心、嘔吐、下痢です。
シナールって、白くなーるってことなのかな。。
シミや肝斑の治療薬としては、先の「トラネキサム酸」とこの「シナール」がセットで処方されることが多いようです。
ビタミンCには他にも、抗酸化作用、コラーゲンの生成を促進するなど、肌にとっては良いことずくめのビタミン。
必ずとりたいビタミンです。
ちなみに、湘南美容クリニックでの処方量は、朝晩1回2錠ずつなので、1日あたり、
200mg×4=800mg のビタミンC(アスコルビン酸)
を摂取することになります。
④ランデールチオン(グルタチオン)の効果
ランデールチオンには、活性酸素を消去する、つまり抗酸化作用があり、細胞を老化から守ります。
例えば老人性色素斑は、紫外線による皮膚の「老化現象」ですし、老化から肌を守ることによって結果的にシミを防ぐことにつながります。
また、ランデールチオンには、解毒作用もあるのが特徴。
様々な毒物を細胞の外に排出したり、代謝機能にかかわる酵素を活性化させることで、ターンオーバーを正常化し、メラニンが排出されるのを促す効果があります。
ランデールチオンは年齢とともに減少しやすいのに、食事からの摂取が難しいため、外から補うことが必要な成分です。
副作用は、過敏症、発疹、食用不振、嘔吐、胃痛です。
1日朝のみ1錠なので、1日あたりの摂取量は、100mgです。
湘南美容クリニックの「シミ肝斑セット」を実際飲んでみた口コミ
私は、レーザー治療と並行して、毎日この「シミ・肝斑セット」を飲み続けています。
飲んでみて、実際効果はどうなのか?
結論からいいますと、
「シミ・そばかすに確実に効果を実感しています。」
ただ、あくまで「シミ取りレーザー(フォトRF)」との併用で、実感できている効果なので、
「ここからここまでが、レーザーの効果」で、
「ここからが内服薬の効果」
というのは、はっきりとは言えないのが正直なところです。
ただ、レーザーを当てていない「デコルテ」の部分や、体にあったシミもなんとなく薄くなったような効果は実感できています。
手元などにも、全体的に透明感が出てきたような。
そのあたりは、「シミ・肝斑セット」のお薬のおかげかな。と。
それから、私はすごく風邪をひきやすく、冬になると喉や咳から風邪をひいていたんですが、この「シミ肝斑セット」を服用し始めてから、まだ一回も風邪をひいてません。
のどが痛くなることがすごく減ったんです!
これは目に見えた効果だと思っています。
「トラネキサム酸」の抗炎症作用なのか。
ビタミンCも風邪予防にいいって聞きますよね。
それから寝不足でも疲れにくくなったかな、とも感じてます。
美白効果だけでなく、こういった効果は、しんどくなってきた40代には嬉しいですね。
レーザー治療だけでも、もちろん効果は実感できると思いますが、
「もっと効果を実感したい!」
という方には、湘南美容クリニックの「シミ肝斑セット」、いいと思いますよ。
価格も、保険適応ではないので、すごく安いというわけではありませんが、これだけの種類の薬を市販で入手するのはなかなか難しいですし、特に「ランデールチオン」は、まず市販では手に入らないお薬です。
美白のために、「ランデールチオン」を点滴で摂取している芸能人もいるとか。
そう考えると、28日分で、5,400円というのは、決して高くはないんじゃないかな、と思います。
湘南美容クリニックの「シミ・肝斑セット」のような薬は、市販で手に入らないのか?
湘南美容クリニックで、内服薬「シミ・肝斑セット」を入手するには、「医師のカウンセリング」を受けることが必要になってきます。
予約をして、実際足を運び、「必要だ」と認められた場合のみ(シミや肝斑があれば、まず確実に処方されるとは思いますが・・)入手できます。
「それがちょっと面倒・・」
「市販で手に入らないの?」
という方に、「シミ・肝斑セット」に近い成分を配合している市販薬を紹介したいと思います。
まず、湘南美容外科の「シミ・肝斑セット」のうち、「ランデールチオン」だけは、現在日本では、市販されていません。
しかし、そのほかの3種のお薬については、市販でも入手できます。
また、「トラネキサム酸」については、湘南美容外科では「肝斑以外のシミ」にも処方されていますが、「肝斑以外のシミにはそれほど効果が期待できない」という説もあります。
そのため、自身のシミが「肝斑以外のシミ」の方は、「トラネキサム酸」は、あえて摂らなくてもいいんじゃないか、と思います。
「肝斑以外のシミ」の方には、ビタミンCとL-システインを最大量配合している、ホワイピュアという市販薬がおすすめ。
「シミ・肝斑セット」では、1日あたりの処方量が、「ビタミンCが800mg、L-システインが、160mg」でしたが、ホワイピュアの場合、最大量の「ビタミンCが1000mg、L-システインが、240mg」配合されています。
「シミ・肝斑セット」の配合量より多いですよね。
両方とも配合可能な「最大量」なので、かなり効果が期待できるかと思います。
さらに、抗酸化効果の高い「ビタミンE」や「ビタミンB6」「ビタミンB2」も含まれているので、シミそばかす以外にも、ニキビや肌荒れにも効果的です。
「肝斑」の方には、「トラネキサム酸」が効果が高いので、しっかり「トラネキサム酸」が配合されている医薬品を選ぶことが必要です。
市販薬では、「トランシーノⅡ」がおすすめ。
トランシーノⅡの1日あたりの「トラネキサム酸」の配合量は750mgです。
湘南美容外科の「シミ・肝斑セット」の半分の量ではありますが、しっかり配合されています。
また、ビタミンCは300mg、Lシステインも240mg配合。
ビタミンCの配合量が若干少ないかな、と思いますので、そのあたりは、他のサプリや食品などで補うといいですね。
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