シミにヒルドイドが効くというのは本当か?成分から検証してみた。

シミの対策

主に皮膚科などで処方されることの多い塗り薬「ヒルドイド」。

「シミやそばかすに効く!」

「高級美容クリームにも匹敵する効果!」

と、噂になっていますが、これは果たして本当なのでしょうか。

 

ヒルドイドの効果・効能は・・?

ヒルドイドとは、マルホ株式会社が製造する処方薬で、「ヒルドイドクリーム」「ヒルドイドソフト軟膏」「ヒルドイドローション」「ヒルドイドフォーム」の4種類があります。

クリーム状であったり、さらっとしたローション状であったりと、テクスチャーはそれぞれ違いますが、効果・効能は、4種類とも共通しています。

製造元のマルホ株式会社のホームページには、ヒルドイドの効果効能について、以下のように書かれています。

 

血栓性静脈炎(痔核を含む)
血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患(注射後の硬結並びに疼痛)
凍瘡
肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防
進行性指掌角皮症
皮脂欠乏症
外傷(打撲、捻挫、挫傷)後の腫脹・血腫・腱鞘炎・筋肉痛・関節炎
筋性斜頸(乳児期)

 

色々と、難しい専門用語が並んでいますが、実際病院で処方されるときには

「保湿剤がわり」

に処方されることが多いようです。

効果効能にも、「皮脂欠乏症」とあるので、乾燥した肌にうるおいを持たせる。という効果はあるようですね。

さて、ヒルドイドの効果効能、もう一度よく見てみてください。

「シミに効く」

と書いてありますか?

書いてないですよね?

では、いったいなぜ、「シミに効く」などといった噂が流れてしまったのでしょうか。

ヒルドイドが、本当にシミに効果があるのか?

成分から検証してみました。

 

ヒルドイドの成分は?シミに効果があるのか?

ヒルドイドはそのテクスチャーによって、4種類に分けられていますが、このうち比較的良く処方される、「ヒルドイドローション」の全成分を見てみたいと思います。

 

【ヒルドイドローションの全成分】
ヘパリン類似物質、グリセリン、白色ワセリン、スクワラン、セタノール、還元ラノリン、セトマクロゴール1000、モノステアリン酸グリセリン、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、カルボキシビニルポリマー、ジイソプロパノールアミン
成分をひとつひとつ、見てみましょう。

●ヘパリン類似物質
ヘパリン類似物質とは、私たちの体もともとある「へパリン」という物質と似た物質。
血行促進、抗炎症効果、保湿効果があり、乾燥肌に優れた効果があります。

●グリセリン
3価のアルコール。保湿剤。

●白色ワセリン
石油由来の保湿剤。
角質の水分蒸発を防ぎ、皮膚を保護します。

●スクワラン
肌表面で皮脂膜となり、乾燥や外的刺激から肌を守ります。

●セタノール
ヤシ油やパーム油などから作られる固形オイル。皮脂膜を作り、乾燥から肌を守ります。

●還元ラノリン
乳化剤。

●セトマクロゴール1000/モノステアリン酸グリセリン
界面活性剤。

●パラオキシ安息香酸エチル/パラオキシ安息香酸プロピル
防腐剤。

●カルボキシビニルポリマー
合成の高分子ポリマー。増粘剤。

●ジイソプロパノールアミン
防腐・殺菌剤

 

以上、ヒルドイドローションの配合成分について詳しく見てきましたが、肌の「保湿」目的で配合されている成分が多いことがわかりますね。

これだけ保湿成分が配合されていれば、乾燥肌の改善には、かなりの効果が期待できるんではないでしょうか。

 

ただ、「シミに効果がある成分」は、まったく配合されていません。

例えば「ビタミンC誘導体」や「アルブチン」「トラネキサム酸」などといった、「美白成分」が配合されているのならば、「シミを防ぐ」といった効果は得られるかもしれません。

しかし、残念ながらヒルドイドローションにはそういった「美白成分」は一切含まれていませんでした。

百歩ゆずって・・

「保湿がしっかりできていると、ターンオーバーが整い、古い角質がとどまることなく剥がれ落ちるから、シミになりにくい」

という考え方もできないことはないですが、そんなこと言ったら、市販の保湿剤は全部

「美白効果がある」

ということになってしまいますね。

なので、「シミに効くのか?」と聞かれれば・・

答えは間違いなく「ノー」です。

 

ヒルドイドはあくまで「薬」。美容目的で使用するものではない

ヒルドイドは、処方薬です。

間違った噂に流されて、

「シミに効くから、先生!もっと処方してちょうだい!!」

と過剰に医師に処方を求めるのは、医療費の無駄遣いにつながります。

こういった「医療費の乱用」が増えて、本当に医療が必要なところに費用がまわらないのは、すごく悲しいことですよね。

 

また、何度も言いますが、ヒルドイドは「医薬品」です。

医薬品であるから、副作用もつきもの。

例えばヒルドイドには、血栓を溶かす作用があるため、出血部分にあやまって塗ってしまうと、出血を助長してしまうといったおそれもあります。

あくまで医師が必要だと思ったときに処方されるものであって、化粧品のように気軽に使うべきものではありません。

 

今回は「ヒルドイドローション」だけをピックアップしてみてみましたが、「ヒルドイドクリーム」や「ヒルドイドソフト」、「ヒルドイドフォーム」も配合成分に大きな差はなく、「シミを防ぐ」美白成分は全く配合されていないことがわかりました。

 

ヒルドイドでシミはきれいにはなりません。

「シミを防ぎたい」のであれば、美白成分しっかり配合された化粧品で毎日しっかりお手入れしましょう。

また、すでにできてしまっている「濃く・はっきりとしたシミ」には、たとえ美白成分が配合されていたとしても、消すことは不可能です。

 

今あるシミを消すことができるのは、クリニックによるレーザー治療のみです。

本気でシミを消したいのなら、一度、考えてみるのもいいかもしれませんね。

 

>>「8,100円」で、シミ取りレーザー治療ができるクリニック

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